中部電力は7月10日、岐阜市と岐阜市PTA連合会と連携し、GPS位置情報を活用した「子どもの登下校安全確保事業」を開始することを発表した。
同事業は、2018年6月に国が閣議決定した「登下校防犯プラン」や登下校時における事件・事故の多発を踏まえ、登下校時における子どもの安全確保を補完する方策の一つとして、同社が提供するGPS端末による子どもの見守りサービス「どこニャン GPS Bot」に加入契約した保護者への補助制度を導入するというもの。
「どこニャン GPS Bot」は、子供の位置情報や県警と連携した不審者情報などをお知らせする機能により、保護者に安心を提供するサービス。子供の登下校の状況などをスマートフォンのプッシュ通知で受け取ることができる。
今回の事業により、対象となる児童・生徒の保護者が任意により同サービスに加入契約した場合、岐阜市は保護者に代わって、端末代を含む初期登録手数料4800円(税別)を全額負担する。
対象者は、市立小学校1年生~6年生および特別支援学級に通う児童のほか、市立中学校特別支援学級に通う生徒、市立岐阜特別支援学校小・中・高等部に通う児童・生徒の約2万1000名を想定。申込期間は7月16日~9月30日まで。
申込は、夏休み前に学校を通じて配付する案内チラシに掲載のあるQRコードまたは中部電力Webサイトから、個別に行う必要がある。また、加入契約した保護者が市の補助を受けるためには、案内チラシに掲載の委任状の市への提出が必須だ。
なお、月額利用料の480円(税別)はサービス利用者の負担となる。