It's F.O.S.S.は7月5日(米国時間)、「Say WHAAAT? Mozilla has Been Nominated for the “Internet Villain” Award in the UK - It's FOSS」において、英国のインターネットサービスプロバイダー協会の「2019 Internet Heroes and Villains」の悪役最終候補にMozillaがノミネートされたと伝えた。ドナルドトランプ大統領などもノミネートされている。最終発表は7月11日にロンドンで行われる見通し。

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同協会は、Mozillaを悪役候補に選んだ理由として、Firefoxが提供するDNS-over-HTTPSの機能を挙げている。Firefoxは一貫してプライバシーを強化する機能の開発を進めており、DNS-over-HTTPSもそうした取り組みの1つ。

同協会は、Firefoxのこの機能によって、英国におけるフィルタリング義務とパレンタルコントロールを回避できるとして、非難の対象としている。

It's F.O.S.S.は同協会の動きを取り上げつつ、DNS-over-HTTPSにはユーザーのプライバシを強化することにつながる反面、フィルタリング機能を回避することもできるという側面を指摘。ただし、DNS-over-HTTPSが誰もが望むような究極の機能ではないとしても、こうした機能が選択肢として存在することは良いことだとしている。