NTTデータとNTTデータ先端技術、NTTデータSMSは7月5日、企業や組織のシステム運用などの業務を集約できるサービス「ServiceNow」を同8日から販売開始した。今後、3社は同サービスを通じてシステム運用をはじめとしたさまざまな業務のデジタルトランスフォーメーションを支援していく。
ServiceNowは、従来手動で管理していたさまざまな情報・運用業務を集約し、システム運用の効率化や部署を横断した情報の利活用などが可能なサービス。インシデント管理などを担うITサービスマネジメントの機能や財務管理、顧客からの問い合わせ管理など、さまざまな領域に対応できるという。
主な機能はインシデント管理、問題管理、変更管理、構成管理、資産管理などの「ITサービスマネジメント」、イベント管理、ディスカバリー(システム構成情報の自動取得)をはじめとした「ITオペレーションマネジメント」、問い合わせ管理、サービスポータル(顧客向けのポータルサイト)といった「カスタマーサービスマネジメント」、要求管理、プロジェクト管理、ポートフォリオ管理、財務管理、リソース管理などの「ITビジネスマネジメント」となる。
カスタマイズが容易であり、画面や申請ワークフローなどの要件の変化に強いシステム運用を顧客に提供することができるという。また、単一のプラットフォームで各機能が提供されているため、各機能をつなげることも容易とし、例えば手動で行っている顧客からの問い合わせや監視システムからのアラートを、インシデント管理などへ途切れずにつなぐことで、インシデントの起票の自動化を可能としている。