Phoronixは7月4日(米国時間)、「Samba 4.11 Aims To Be Scalable To 100,000+ Users」において、9月にリリースが予定されている「Samba 4.11」の特徴を伝えた。Samba 4.11はスケーラビリティが大幅に向上し、大企業で要求される規模のスケーラビリティを獲得するという。

Sambaチームは、10万台を超えるコンピュータオブジェクトとメンバーシップおよび10万人以上のユーザーを抱える組織においても利用できるスケーラビリティを実現するため、Samba 4.11の開発に取り組んでいる。

説明によれば、こうしたパフォーマンスの向上によってインデックスの再作成、ドメイン参加、LDAPサーバメモリ、カスタムLMBDマップサイズ、バッチ処理、LDB検索パフォーマンスなどにおいて性能の向上が期待できるとされているという。

  • Samba is the standard Windows interoperability suite of programs for Linux and Unix.

    Samba is the standard Windows interoperability suite of programs for Linux and Unix.

また、Samba 4.11からはPython 2のサポートが廃止され、Python 3が必須になることにも言及されている。また、Samba 4.11からは事前プロセスフォークモデルがデフォルトで有効になることも説明されている。

Samba 4.11は現在のところ2019年9月の公開が予定されている。開発中のSambaは「Samba Shared Repository|Git」経由で確認できる。