ヤフーは7月3日、Yahoo!ショッピングにおいて、独自AIによる類似画像検索機能の提供を開始したと発表した。
類似画像検索は、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる機能で、「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!ブラウザー」のアプリで提供。
「Yahoo!ブラウザー」アプリ(Androidのみ)のカメラ機能で対象物を撮影する方法と、「Yahoo!ショッピング」アプリ(iOSのみ)の商品詳細ページの商品画像上に掲出される虫眼鏡アイコンをタップする2通りで提供。いずれの方法も、「Yahoo!ショッピング」で購入できる類似した見た目の商品を、使用したアプリ上にてリスト形式で閲覧できる。
この機能は、「似ている商品を探したい」「名前がわからない商品を探したい」など、言葉では表現しづらい検索ニーズに対応。現在はファッションカテゴリーの商品に限るが、、今後、他のカテゴリーやYahoo!ショッピング以外にも広げていくことを検討しているという。
類似画像検索機能は、深層学習を用いてYahoo! JAPANが独自に開発した画像認識技術(商品検出モデルと特徴抽出モデルを構築)、およびベクトル近傍検索技術「NGT」を利用。「NGT(Neighborhood Graph and Tree for Indexing)」は、テキストや画像、商品・ユーザーデータなど、複数の特徴を持つデータ(高次元データ)を、大量のデータベースの中から、高速に検索・特定できるAI関連技術としてヤフーが開発し、2016年11月よりオープンソースソフトウェアとして公開している。