SBペイメントサービス(SBPS)とセカンドサイトは7月3日、決済データとAI(人工知能)を活用したサービスの共同開発を目的に資本・業務提携契約を締結した。なお、サービス提供の実現に向けた具体的な内容については両社で連携の上、発表を予定している。

  • 共同開発のイメージ

    共同開発のイメージ

SBPSは、ソフトバンクのグループ会社の決済・金融事業を担う会社として、EC・店舗向けに多彩な決済サービスを提供しており、主要事業であるオンライン決済サービスにおいては年間3兆円規模の取扱高と7億件のトランザクションの決済処理を行っている。

セカンドサイトは、データ分析力とアナリティクス活用実績を融合し、アナリティクスとテクノロジーを活用したサービスを提供。金融データを活用した高いリスク分析力や信頼性に加え、他業種における先進的な取り組みから得られるノウハウによる相乗効果を実現し、ワンストップでアナリティクス、AIを開発・導入・活用・運用している。

昨今のAI技術の進化に伴い、さまざまなビックデータを活用した動きが注目されており、両社はSBPSが保有する決済関連のビックデータとセカンドサイトのAI技術をベースに与信・審査エンジンや不正検知エンジン、生体認証などの共同開発を行い、将来的には決済サービスの付加価値としてのサービス化も見据え、資本・業務提携契約を締結した。

SBPSは、セカンドサイトの普通株式の一部を同社から取得を予定し、両社の強みを生かした共同開発において業務提携することに合意し、EC市場の発展を推進していくという。