日立システムズは7月3日、セキュリティ分野でのグローバルリーダー企業であるソフォスと連携し、中小企業向けに簡単かつ低コストで導入可能なセキュリティ強化サービス「サイバーセキュリティ・スターターパック」を、同日より販売開始した。
サイバーセキュリティ・スターターパックは、各種セキュリティ対策を施した UTMと、障害受付や監視などのサポートサービスを合わせて提供するもの。あらかじめUTMの各種設定を日立システムズが実施して提供することで、これまで必要だった煩雑なパラメータ設定などが不要となり、簡単かつ低コストでの導入を実現する。
また、UTMが社外からの攻撃等を検知した場合は、通信の遮断を自動的に行うことでマルウェアの社内への侵入を防ぐという。サンドボックスの機能も有し、ダウンロードした疑わしいファイルについては隔離した安 全な場所での確認が可能なため、社内への侵入前に検知・駆除できるという。
さらに、同社のコンタクトセンターが、UTMで検知した脅威情報の報告を行うほか、UTMが故障した際の機器障害の受付、代替機の送付、運用における問い合わせ対応などもサポートするということだ。
これにより、情報システム部門がなく、これまで満足にセキュリティ対策が取れていなかった中小企業や、働き方改革を推進する企業などでも、工数をかけることなく短期間かつ簡単、低コストでセキュリティ対策を 講じることが可能だとしている。
また、同サービスを導入した企業がエンドポイントにもソフォス製品を導入した場合、UTMとエンドポイントとが脅威に関するセキュリティ情報を共有可能となり、UTMを経由しない社内へのマルウェア侵入に対してもエンドポイントが検知。UTMに情報を共有することで通信網の遮断、マルウェアの隔離・除去、通信網の復旧まで自動的に行うということだ。