TISは7月1日、創造領域にAI技術を応用し、企画プロセスの効率化をサポートする「AIブレストスパーク」に2つの新機能を加え、正式版として提供を開始した。

「AIブレストスパーク」とは、入力したキーワードに共起する関連語をインターネット上から瞬時に拾い上げて提示することが可能な発想支援のクラウドサービス。β版では、「ひらめきマップ」「ブレストアイデア」「ノート」の3つの機能を提供していたが、このたび正式版としてリリースするにあたり、「他人のアタマで考える」「連続刺激モード」の2つの機能を実装した。

「他人アタマで考える」機能は、入力したキーワードの関連語を、作詞家や主婦など他人の視点で拡張して表示するというもの。新しい着眼点に触れることで、商品やサービス、企画の隠れたメリットや存在意義への気づきを得ることができる。

一方の「連続刺激モード」機能は、俯瞰情報やコトバ同士の意外な組合せを、ブレストアイディアのキーワードとして一行ずつモニターに大きく表示するというもの。ブレスト参加者が視覚から刺激を受けることで、ブレストの活性化が期待できるという。

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正式版の利用価格は、1ユーザー月額7500円(税別)。β版ユーザーは、利用中のアカウントがそのまま14日間の無償パイロット期間に移行され、有償の正式版へは無償パイロット期間中に切り替え手続きを行う。

なお同社は、2019年度中に3万ユーザーのアカウント獲得を目指したい考えだ。