資生堂は7月1日、マシンとアプリを使用してスキンケアのパーソナライゼーションを実現する「Optune(オプチューン)」の本格展開を開始した。価格は同社初となるサブスクリプション(定額制料金)のサービスを導入し、月額1万円(税別)。
オプチューンは、日々変わる肌と肌環境に合わせてケアが変わるIoTパーソナライズスキンケア。専用アプリ「Optune App(オプチューン アプリ)」により、スマートフォンのカメラ機能を用いて肌を撮影するだけで、水分量、きめ、皮脂量、毛穴の目立ちなどの肌の状態を知ることができ、ケアの記録などとともに蓄積される。
今回、体内リズムの乱れを感知する機能も追加しており、就寝時にアプリに内蔵された睡眠測定機能を設定しておくことで睡眠中の動きを感知し、それにより引き起こされる体内リズムの乱れを感知して翌日以降のソリューションの調整に反映するという。
また、測定したデータと毎日自動で取得する温湿度・花粉などの外部環境データ、ユーザーがアプリで入力する生理周期・気分などのデータなど、さまざまなデータを収集・分析し、オプチューン独自のアルゴリズムでその日の肌に必要なカートリッジ、抽出量をマシンに送信する。
さらに、申込み時の肌情報からその時の肌に合わせて5本のスキンケアカートリッジ「Optune Shot(オプチューン ショット)」とマシンが郵送され、マシンに手を差し入れるだけで、8万通りから今の肌に必要な2ステップのスキンケアを提供。これまでに蓄積してきた化粧品の基剤開発研究・美容研究の知見を結集し、どのスキンケアパターンも心地よく使えるアルゴリズムとオプチューン ショットの開発を実現しているという。