米オラクルは6月26日(現地時間)、Oracle Cloud内のExadataインフラストラクチャで、自律型データベース「Oracle Autonomous Database」をプライベート・データベース・クラウドとして利用することを可能にするサービス「Oracle Autonomous Database Dedicated」を発表した。

「Oracle Autonomous Database Dedicated」のカスタマイズ可能なオペレーション・ポリシーを用いることで、データベースのプロビジョニング、ソフトウェアの更新、可用性を詳細にコントロールすることができる。

また、高い水準でワークロードを分離でき、データベースを外部の脅威および内部の悪意あるユーザーの両方から保護する。セキュリティとパフォーマンスの分離のレベルは、データベースのニーズに合わせて簡単にカスタマイズ可能としている。

同日、Oracle Autonomous Databaseに組み込まれた開発者用の機能セットの提供開始も発表した。これには、「Oracle Application Express (APEX)」「Oracle SQL Developer Web」「Oracle REST Data Services (ORDS)」が含まれる。

ローコード・プラットフォーム「Oracle APEX」を利用することで、スプレッドシートをインポートして単一のWebアプリケーション・ソースを短時間で開発すること、ミッションクリティカルなデータ管理アプリケーションを構築することなどが可能。

そのほか、Oracle Autonomous Databaseと連携するWebインタフェース「Oracle SQL Developer Web」の提供も開始された。これを利用することで、開発者はクエリの実行、テーブルの作成、スキーマ図の生成を簡単に実行できる。