みずほフィナンシャルグループは6月27日、みずほ銀行が5 月31 日に出資したLINE Credit において、独自のスコアリングサービス「LINE Score」の提供を開始すると発表した。

「LINE Score」は、ユーザーごとのスコアの値によって、最適なキャンペーンや特典などのベネフィットを提供するというもの。国内月間利用数8000万人を超える「LINE」のユーザーであれば、コミュニケーションアプリ「LINE」上の「LINE ウォレット」から、誰でも利用できる。

具体的には、独自のスコアリングモデルを活用し、LINE関連サービス上での行動傾向や、ユーザーがサービス利用前に回答する属性などに関する質問の回答データを用いて、100点~1000点でスコアを算出。ユーザーはいつでも自分のスコアを確認することが可能だ。

なお、スコアの算出は、利用開始前のユーザーの同意が必須。利用開始時にユーザーが登録した情報とスコアに関する情報は、以降のスコア算出なども含め LINE Credit事業のために利用されるほか、ユーザーの同意なく、ベネフィットの提供元である連携企業に提供されることはない。

また、ユーザーは、算出されたスコアに合わせて、最適な特典やキャンペーンなどのベネフィットを利用することが可能。具体的には、駐車場や会場などの「空間」、ファッション、アクセサリーなどの「モノ」、車、自転車などの「移動手段」、家事代行などの「スキル」などの領域におけるシェアリング、サブスクリプションサービスのお得情報や、まざまなキャンペーンに参加することができる。

同社は今後、ベネフィットのひとつとして個人向け無担保ローンサービス「LINE PocketMoney」を今夏ローンチ予定。スコアリングモデルによってユーザーが得たスコアに応じ、ユーザー一人ひとりに適した貸付利率(年率)と利用可能額を決定する。突発的な資金需要への対応を想定し、申し込みから借り入れ、返済までのすべてのフローがアプリ上で完結するサービスモデルを予定している。

なお、具体的な内容については、サービス開始時に改めて告知する予定だ。