アクセンチュアとマイクロソフトの合弁会社であるアバナードは、都内に2つあった拠点を今年の5月に東京六本木の新オフィス1つに集約。6月21日にプレスに公開した。床面積は以前の540㎡から、約2.5倍の1,355㎡に拡大している。
新オフィスはイベントが行えるエリアを含むリラックスゾーン、執務エリアや会議室のコラボレーションゾーン、集中して作業を行うフォーカスゾーンの3つに分かれている。
社内はフリーアドレス制でスマホから事前に席の予約が行える。500名程度の東京勤務の社員がいるが、客先常駐が多いことから6割弱の280名の執務スペースを確保している。同社では、「真にアジャイルな価値創造ができるオフィス」を目指したという。
新オフィスでは、「その時のニーズに合わせて環境を選ぶ」「さまざまなコラボレーションがいつでもできる」「テクノロジーがフレキシビリティを可能」という環境を目指し、ITプラットフォームの最新化、エバーグリーンITの運用、自動化とAIの活用拡大、収益性・採算性、企業文化と従業員体験の最適化、人材確保・保持の6つにチャンレンジしたという。
昨年の10月から社員の希望を集約。それがデザイン事務所によってデザイン化された。
アバナード 代表取締役 安間裕氏は「従業員の環境を向上させると、顧客満足度の向上になるといわれており、それをやっている。デジタルなワークプレイスはフィジカルなワークプレイスが支援することで、新しい働き方になるというコンセプトだ。オフィスであり、実験室でありショーケースだ」と説明した。
同氏は、ファミレス型のミーティングスペースについて「声は聞こえるが姿を見えないようにしているので、隣の席の議論により意図しない遺伝子爆発を起こす」と狙いを語った。
また、アバナード Modern Workplace Value Realization オファリングリード 庄昌子氏は、真にアジャイルな価値創造について「最新のテクンロジーと自分達のコラボレーションツールがスピードとクオリティをもってアイデアを開発につなげていく」と語った。