Fossbytesは2019年6月24日(米国時間)、「Intel Is Working On A New 'Data Parallel C++’ Programming Language」において、Intelが「Data Parallel C++」と呼ばれるプログラミング言語の開発を進めていると伝えた。
Data Parallel C++に関しては、先日Intelが発表した「Intel’s ‘One API’ Project Delivers Unified Programming Model Across Diverse Architectures」程度しか情報がなく、具体的にどのようなプログラミング言語なのか、わからない状況にある。
記事では、これまでに公開されている情報から、Data Parallel C++の特徴として以下をまとめている。
- Data Parallel C++ (DPC++)はIntelが以前から取り組んでいるOneAPIプロジェクトの成果物の1つ
- OneAPIプロジェクトはさまざまなコンピューティングアーキテクチャにおいて統合されたプログラミングモデルを提供するための取り組み
- Data Parallel C++はC++をベースに開発されている
- Data Parallel C++はKhronos GroupのSYCLシングルソースC++プログラミングスタンダードがベースになっている
- CPU、GPU、FPGAといった異なるアーキテクチャに対して使用できる
- Data Parallel C++の詳細は2019年第4四半期の発表される見通し
GPUの活用はスーパーコンピュータにおいても重要度が増している。Intelは異なるアーキテクチャに対して利用できるプログラミングモデルを構築することで、さまざまなコンピューティングアーキテクチャに対して同じコードベースで開発を進められる仕組みを実現することを目指していると見られる。