Fedoraプロジェクトは6月22日(米国時間)、「Issue #2133: F31 System-Wide Change: Disable Root Password Login in SSH - fesco - Pagure.io」において、OpenSSHのデフォルト設定を変更し、パスワードベースでのrootログインをデフォルトで禁止するように設定を変更すると発表した。他のLinuxディストリビューションの多くはすでにそうした設定がデフォルトになっており、Fedoraもこの動きに追従した形になった。Fedora 31から変更が適用されるものと見られる。

  • Issue #2133: F31 System-Wide Change: Disable Root Password Login in SSH - fesco - Pagure.io

    Issue #2133: F31 System-Wide Change: Disable Root Password Login in SSH - fesco - Pagure.io

OpenSSHのデフォルト設定としては2015年の段階ですでにパスワードベースでのrootログインを禁止している。しかしFedoraではそれまでのデフォルト設定に合わせる形で、rootに対するパスワードログインを許可する設定を続けていた。

Fedora 31以降もパスワードによるrootログインを許可する場合には設定ファイルを変更する必要がある。なお、設定を変更することでrootに対してパスワードによるログインを許可することはできるが、一般的にはパスワードベースのログインではなく公開鍵を使ったログインを行う方法が推奨されている。