Vivaldi Technologiesは6月20日(米国時間)、「Blocking Abusive Ads|Vivaldi Browser」において、Vivaldiの最新版となる「Vivaldi 2.6」の公開を伝えた。今回のバージョンでは迷惑な広告をデフォルトでブロックする機能が追加された点が注目される。迷惑な広告表示を行う際に使われる技術に対応してデフォルトでブロック機能が動作するようになった。
Vivaldi 2.6の主な注目点は次のとおり。
- 迷惑な広告をデフォルトでブロック
- ユーザープロファイル機能の強化
- 保存しているパスワードのフィルタリング機能
- バックグラウンドで開いたタブのようにまだ見ていない未読タブの数を通知するように変更
- ページ内検索からリンククリックを高速化(Ctrl-Enter)
- 検索エンジンフィールドのUI改善
- Razerヘッドフォンデバイスに対応
- タブ関連操作のパフォーマンス向上
プライバシー機能の強化はFirefoxが積極的に進めているが、Vivaldiも今回Firefoxと似た動きを見せたことになる。この手のプライバシー強化に関して、Chromeは積極的な動きを見せておらず、ほかのWebブラウザと差になり始めている。
VivaldiはWebブラウザとしてはユーザーに多くの選択肢を積極的に提供しており、ユーザー自身が設定を変更して自分好みのWebブラウザへカスタムしやすくなっている。