小田急電鉄は、同社新宿駅西口の地下コンコース外に横幅10メートルを超える巨大なデジタルサイネージを設置し、7月1日から広告配信を開始することを発表した。

  • 新宿駅デジタルウォールのイメージ(同社資料より)

    新宿駅デジタルウォール(同社資料より)

"新宿駅デジタルウォール"と名付けられた横10m×縦1.92mの巨大なデジタルサイネージは壮観な映像や広告を行き交う人々の頭上に映し出す。小田急ではこれまでも通路上のデジタルサイネージや大型シート、フラッグを連動させて一体的に訴求させる仕組みを西口や南口周辺に提供してきたが、JR新宿駅西口改札を望むエリアに今回の新宿駅デジタルウォールが加わる。

巨大なLEDサイネージは天気や気温などの環境情報と連動した配信機能を搭載し、IPカメラによる属性や流動などの計測機能も取り入れる予定で、2018年の鉄道各社合算で1日約350万人の利用者を数える新宿駅周辺にまた新たなテクノロジーが加わることになる。なお、6月18日より試験配信を開始しており、その様子も公開している。

  • 6月に行われた試験放映の動画より(小田急交通広告<a href="https://www.odakyu-ag.co.jp/transit-media/news/1466/" target="_blank">発表資料</a>より)

    6月に行われた試験放映の動画より(小田急交通広告発表資料より)