伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は6月20日、レッドハットの構成管理・運用自動化ソフトウェアの「Red Hat Ansible Automation」と統合監視ソフト「Zabbix」を利用した、自動監視設定ソリューション「Zabbix x Red Hat Ansible Automation」(ザビックス・クロス・レッドハットアンシブルオートメーション)の提供を開始した。価格は年額200万円(税別)から。
Zabbix x Red Hat Ansible Automationは、クラウド環境を中心として、サーバの稼働やリソース、ログなどの監視を自動化するもの。ソフトウェアのインストールや設定を自動で行えるRed Hat Ansible Automationと、障害の検知、通知機能を備え多くの製品の監視に対応できるZabbixを使用している。
Zabbixの設定をRed Hat Ansible Automationで自動化しており、新規に仮想サーバが起動すると、Zabbixの監視モジュールのインストールから設定までの一連の作業を自動で行うという。
例えば、パブリッククラウドで、サーバ負荷に応じてリソースを増減させるオートスケール機能の利用時でも自動的に監視を開始することができ、柔軟なクラウド環境を構築することが可能。監視業務の効率化を図るとともに、人為的な設定ミスや作業の属人化の防止にもつながるとしている。
また、CTCは同ソリューションの提供とともに、自動化ついての要件ヒアリングや設計を含めて監視環境を構築する「Ansible・Zabbix導入サービス」、製品に関する問合せや障害対応を行う「Ansible・Zabbixサポートサービス」、監視設定を自動的に行うためのシナリオを作成する「Ansible Playbook作成サービス」などを提供するという。
今後は、システムログやインシデントなどの運用管理ツールとRed Hat Ansible Automationとの連携も行い、運用の更なる自動化を通して業務の効率化をサポートしていくということだ。