富士通は6月19日、アパレルなどの小売業向けに、シェアリングサービスのSaaS基盤となる「FUJITSU Retail Solution Dassen boutiqueシェアリングアプリ」(以下、Dassen boutique)の販売を開始した。
Dassen boutiqueは、服などの商品のレンタルや購買などが可能なシェアリングサービスのSaaS基盤として、顧客向けのモバイルアプリとアパレルなどの小売業向けのサービス管理システムを提供するもの。
顧客向けモバイルアプリと小売業向けのシステムで構成されており、モバイルアプリでは商品情報の閲覧、レンタル予約や商品の購入、クレジットカード決済などの機能を提供するほか、実店舗においてQRコードを読み取ることで、商品のお気に入り登録やレンタル予約、あるいは顧客が店舗販売員に対してチャットでコーディネートの相談が可能だという。
一方、小売業向けサービス管理システムでは、QRコードを用いた商品の個品管理やレンタル予約に応じた在庫管理機能を提供するほか、おすすめのコーディネート写真の投稿や顧客とのチャットなどが可能。さらに、別途Webページのアクセス解析ツールを使うことで、モバイルアプリやQRコードのアクセス履歴から、オンラインと実店舗における顧客行動を把握できるということだ。
販売価格は、初期費用が600万円、月額費用が30万円から。