ユニバーサルロボットは6月18日、同社製協働ロボットを使ったアプリケーションの構築を容易にするオンラインツール「アプリケーションビルダー」の日本語版の提供を開始したことを発表した。
同ツールは、協働ロボットを導入してみたいが、自分たちの現場で使うとなると、どういう動きになるのか、といったことをユーザーに理解してもらうために開発されたもの。
ユーザーが現場で使用する最適なロボットや、ハンドなどのエンドエフェクタをWebサイト上で選択していくだけで、シミュレーションを実行することができ、イメージを描くことを可能とする。
また、ここで作られたシミュレーションはバックエンドで実際のプログラムとして生成されており、メールアドレスなどを入力するだけで、そうして作られたサンプルプログラムや、実際の導入に当たっての手順書、シミュレーションを見るためのURLリンクなどが送られてくる。
現在、メールに送られてくる手順書については英文となっているが、現在、アップデートを進めているとのことで、アップデートを終えた段階で順次日本語化が進められていく予定だという。
6月18日時点で公開されているアプリケーションビルダーで選択できるアプリケーションは「マシンテンディング」、「ネジ締め」、「パッケージング」の3種類だが、今後も販売台数が多いアプリケーションを中心に充実を図っていく予定だという。
なお、このアプリを使って、実際に導入しよう、ということになった場合は、同社代理店もしくは同社の担当に連絡をしてもらいたいとユニバーサルロボットでは説明しており、代理店などと連絡を取り合う場合でも、こういう形でやりたいというシミュレーションを見せることで、意図が伝えやすくなり、スムーズに話を進めることにつながるようになるとしている。