フルノシステムズは6月10日、同社初というマネージド・スイッチPoE対応スイッチングハブである「ACERA(アセラ) 9010シリーズ」2機種を開発したと発表した。レイヤ2(データリンク層)レベルでデータの行き先を振り分けるPoE L2スイッチであり、無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」を用いることで、同社製のアクセスポイントとの一括管理が可能とのこと。
いずれも発売予定は2019年7月上旬、価格はオープンプライス。
同社はこれまで、ユーザーから無線ネットワーク状況の把握や制御を実現する機器の開発への希望があったといい、ネットワーク全体を管理できる製品として新製品を投入したとしている。
8ポートの「ACERA 9010-08」と24ポートの「ACER 9010-24」の2機種があり、動作温度は、ACERA 9010-08が0~50℃、ACERA 9010-24が0~45℃に対応し、いずれもファンレスとすることで、静かな動作を実現したという。
両機種とも、UNIFASでのアクセスポイントと合わせた一括管理が可能だが、スタンドアロンでの単体構築にも対応する。なお、スタンドアロンの場合はUNIFASは不要。
販売目標は、ACERA 9010-08が年1000台、ACERA 9010-24が同700台。
同社は両機種を、6月12日から14日まで千葉市の幕張メッセで開催予定の「Interop Tokyo 2019」において、同社ブースで展示する予定だ。