ルネサス エレクトロニクスは6月10日、上海フォルクスワーゲンと共同で、中国・上海市の安亭に「オートモーティブ・エレクトロニクス共同研究所」を設立したことを発表た。

同研究所は、中国における自動車市場での事業拡大を目指し、次世代のデジタルコクピットや車載制御システムをはじめとする最新の車載用アプリケーションの研究開発を両社共同で行っていくもので、ルネサスの車載マイコンやSoC、ソフトウェアの知見と、上海フォルクスワーゲンの研究開発力を組み合わせることで、上海フォルクスワーゲンの次世代車載電子プラットフォームの実現を目指すとしている。

なお、上海フォルクスワーゲンは、今回の設立に際し、従来のボディ制御などの分野に加え、デジタルコックピットやスマートコネクティビティなどの新しい分野での緊密なコラボレーションを行っていくことで、市場をリードすることが可能なハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム開発を目指すとコメントしている。

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    共同研究所の設立に際し、記念撮影を行う上海フォルクスワーゲンの呉慶文氏(左)とルネサス執行役員の真岡朋光氏(右)