米国半導体工業会(SIA)は6月4日(米国時間)、2019年4月の半導体市場が、前月比0.4%減、前年同月比14.6%減の321億ドルにとどまったと発表した。

SIAのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)であるJohn Neuffer氏は、「4月もすべての主要な地域市場および半導体製品カテゴリで売上高が前年同月比で減少となった。WSTSが新たな予測を公表したように、今年は2桁のマイナス成長となり、2020年にそこから徐々に回復することが期待される」と述べている。

なお、地域別の売上高を見てみると、欧州が前年同月比8.0%減、アジア太平洋地域/その他が同10.7%減、中国が同10.9%減、日本が同10.9%減、米州が同29.5%減とすべての地域で減少となっている。また、前月比では、日本が同2.5%増、中国が同1.8%増とわずかながら増加した地域もあった。

  • WSTS

    世界の半導体市場および前年同月比の増減率の推移(1996年1月から2019年4月まで) (出所:SIA/WSTS)