NECは、米WorkFusionと戦略的提携を行い、AIを搭載したRPAソフトウェア「WorkFusion Smart Process Automation」を6月より、日本、米国、アジア・パシフィックなどグローバルで販売開始すると発表した。
NECによれば、「WorkFusion Smart Process Automation」は、多様なレイアウトの帳票の中から業務に必要な特定の情報を抽出するような業務プロセスにおいて、未学習のレイアウトの帳票であっても、新たにロボットを作成することなく、人の判断やオペレーションから継続的にロボットが学習することができるという。
また、従来からあるRPAのオートメーション機能に加え、OCR、傾向分析、ワークフロー機能などをワンパッケージで提供し、これらの機能を包括的に利用することにより、人の作業も含めた業務プロセス全体の自動化・最適化を実現するという。
NECマネジメントパートナーでは、非定型の処理が月1万件以上発生し、かつ月末に集中していた経理・財務業務の売上審査業務において、手作業時間を45%効率化したという。
NECはこれらのNECグループへの適用で得られた知見をもとに、RPAを活用したソリューションを提供していく。
価格は、10プロセスライセンス/12カ月で3000万円。