セイコーソリューションズは6月4日、IoT/M2M向けLTE対応無線ルータ「SkyBridge」の新モデルとして「MB-A200/210」を開発したと発表した。10月初旬から販売開始予定で、価格はオープンプライス。
新製品は、累計8万台超の実績を持つという「MB-A100/110」の信頼性や機能を継承しつつ、複数のモバイル回線キャリアに対応するマルチキャリア化及び、リモート管理機能に対応した。
マルチキャリア化により、NTTドコモ及びKDDIに加え、フルMVNOのIIJを始めとするMVNO各社にも対応した。複数キャリア回線に跨るネットワーク構築でも、キャリアごとにルータを使い分ける必要はないという。
用途に合わせて、回線及び、キャリアやMVNO各社が提供するプラン・SIMを選択できるとしている。
また、SkyBridge共通のリモート管理機能である「遠隔管理ソリューション」により、複数機器の一元管理・監視が可能という。
他の特徴として、ハートビートによる自動復旧機能、車載でも使える電源電圧への対応、コンパクトな筐体へのアンテナ内蔵、Wi-Fiアクセスポイント機能の搭載(MB-A210のみ)、無線・有線双方のWAN回線のサポートを同社は挙げている。
両モデルの仕様はほぼ共通だが、Wi-Fiへの対応が異なる。MB-A200はWi-Fi機能を搭載せず、MB-A210はIEEE802.11b/g/a/n/acの各規格に対応する。
同製品の用途例として同社は、監視制御システム、ネットワークリモート監視、セキュリティ、決済システム、車両運行管理、デジタルサイネージ、Wi-Fiスポット設置などを挙げている。