富士ゼロックスは5月30日、信用金庫向けにクラウド型営業プロセス支援ソリューションの提供を開始し、大阪商工信用金庫の全20店舗に導入したことを発表した。

  • 外出先からフォルダーにアクセスして顧客の情報を入力・参照でき、働き方改革も支援する

    外出先からフォルダーにアクセスして顧客の情報を入力・参照でき、働き方改革も支援する

クラウド型営業プロセス支援ソリューションは、サイボウズのクラウド型Webデータベース「kintone(キントーン)」と、同社のクラウド名刺管理サービス「SkyDesk Cards R」を連携、営業情報を一元管理し、報告書などの作成業務工数を削減することで、働き方改革や営業生産性向上を支援するもの。

具体的には、営業日報や「SkyDesk Cards R」でスマートフォンから読み込んだ顧客の情報を、「kintone」のアプリと呼ばれるフォルダーで企業や案件ごとに共有化、上司がコメントを加えることなどにより、情報の有効活用や営業活動の見える化を実現して生産性を高めるという。

また、さまざまな書類を参照して各種報告書を作成している場合、日報をベースに作成することでプロセスが効率化されるという。なお、大阪商工信用金庫では主要な報告書作成時間を大幅に削減したということだ。

また、同ソリューションは、FISC安全対策基準注記に準拠し、外出先からフォルダーにアクセスして顧客の情報を入力したり参照したりが可能で、働き方改革も支援するとしている。

価格は、スタンダード構成(情報管理機能に加え、名刺情報を利用し正確に顧客情報を登録・管理する仕組みの導入)で、クラウドサービスの「kintone スタンダード」 (アプリ数 1,000個、スペース数 500個、ゲストスペース数 500個、 API・JavaScriptカスタマイズ可能)が1ユーザーあたり月額1,500円(5ユーザー以上)、「SkyDesk Cards R」が5ユーザーあたり月額3,000円、「SkyDesk Cards R スマートOCR」が1ユーザーあたり月額100円。ソフトウェアは、「cybozu.com セキュアアクセス」が1ユーザーあたり月額250円。役務は別途見積り。