Microsoftは5月28日(米国時間)、「Enabling innovation and opportunity on the Intelligent Edge - The Official Microsoft Blog」において、同社が考える「モダンOS」について伝えた。このOSが新たなプロダクトに関するものなのか、既存のWindowsの将来の姿なのか、ただのコンセプトなのか、その辺りは明らかにされていない。しかし、今後のOSに求められる機能に明確なアイデアがあることが伺える。
同社が「モダンOS」が実現する機能として挙げている主な内容は次のとおり。
- シームレスなアップデート機能。OSのアップデートはバックグラウンドで実施され、ユーザーは気にする必要がない
- デフォルトでセキュア。OSやアプリケーションにおいて適切に分離機能が実装され、デバイスのライフサイクル全体を通じて悪質な攻撃からユーザーを保護する
- 常にコネクションを確保する。ユーザーはデッドスポットを意識することなくWi-FiやLTE 5Gで接続される。すべてのユーザーのデバイスは認識され、相互に接続することが可能
- 充電の心配をする必要がない。デバイスは常に持続可能なパフォーマンスを提供する
- クラウドを活用する。クラウドに接続してサービスを利用することでユーザーエクスペリエンスを向上させる
- 人工知能技術を活用する。ユーザーが何を欲しているかを推測し、ユーザーの行動を助ける
- ペン、音声、タッチ、視線といった複数の方式での入力に対応
- さまざまなセンサーに対応
Microsoftは説明の中で、同社がこうしたモダンOSのエクスペリエンスを可能にし、新しいエクスペリエンスを実現するために投資を行っていると説明している。具体的なプロダクトプランについては説明がなく、今後のより詳細な発表が期待される。