米Netskopeの日本法人であるネットスコープジャパンは5月29日、日本進出を発表し、新しいワンストップ・クラウド・セキュリティ・ソリューション「ONE Cloud セキュリティプラットフォーム」を同日より提供開始したことを発表した。

新たに提供を開始する「ONE Cloud セキュリティプラットフォーム」は、利用しているクラウ ドの検出や操作証跡の取得、業務利用が認められていない非認可クラウド(シャドーIT)への機密情報アップロードの禁止など、企業における社員のクラウド利用時のセキュリティレベル向上を支援するソリューション。

同ソリューションは、可視化、データ保護、制御、脅威防御の機 能を提供する「Netskope for SaaS」、Webフィルター機能を提供する「Netskope for Web」、そして企業におけるAWS、GCP、Azureのリソースを横断的に監視する「Netskope for IaaS」という3つのランセンスで構成されている。

「Netskope for SaaS」では、ユーザとクラウドサービスの間の通信内容から、Microsoft Office 365 や BOX, Google G Suite など 28,000 を超えるクラウドアプリケーションの検出が可能。安全なクラウド利用環境を提供しクラウドの利便性を高めるという。価格は1ユーザーあたり1万5,000円(年間サブスクリプション)。

「Netskope for Web」では、業務に無関係のサイトやマリシャスサイトへのアクセスをカテゴリごと、サイト単位で制限可能。オプション追加により、マルウェアやランサムウェアから端末を未然に防ぐことも可能。価格は1ユーザーあたり6,000円(年間サブスクリプション)。

「Netskope for IaaS」では、属人的に作られたセキュリティレベルの異なるすべてのリソースを約200項目以上の監査項目、ベストプラクティスを基に監視しセキュリティを向上させる。オプション追加により、IaaS上のマルウェアランサムウェアの脅威から守ることも可能。価格は1リソースあたり2万円(年間サブスクリプション)。

さらにネットスコープジャパンは、国内有数のシステム・インテグレ ーターである、CTCとの国内における販売代理店契約を締結。今後さらにパートナー体制 を拡大するとともに、大阪や福岡のデータセンターでのサービス提供も開始する予定だとしている。