レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは5月28日、第2世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサおよびインテル Optane DCパーシステント・メモリに対応した、「Lenovo ThinkSystem」を13機種、「Lenovo ThinkAgile」を2ソリューション発表し、提供開始した。価格は、ThinkSystemが36万2000円(税別)~、ThinkAgileが146万7000円(同)~。

最上位機種であるThinkSystem SR950では、インテル Optane DCパーシステント・メモリの採用により、計画中・計画外の機能停止からのリカバリ時間の12.5倍高速化を達成するとともに、インメモリ・データベースで処理可能なデータ量が増加し、SAP HANA環境に最適なソリューションになるとしている。

  • 「ThinkSystem SR950」

    「ThinkSystem SR950」

また、ベンチマークのSTAC-M3では、フラッグシップ・サーバであるThinkSystem SR950/SR650は最高のパフォーマンス記録を更新したという。

  • 「ThinkSystem SR650」

    「ThinkSystem SR650」

同社は、ThinkSystemおよびThinkAgile各製品のポートフォリオをベースに、主要なワークロードに最適化した検証済みソリューションにも注力しており、SAP HANA、Microsoft SQL Server、Red Hat OpenShift Containerの3つのワークロードで、インテル Selectソリューションとしての検証を受けている。

さらに、同社は今後数カ月間で、VMware vSAN、ネットワーク機能仮想化インフラストラクチャ(NFVI)、ブロックチェーンのHyperledger Fabric、Microsoft Azure Stack HCIなど、第2世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサを活用した、インテルSelectソリューションの追加導入も予定している。

新製品の価格は、いずれも税別でラックサーバのSR530が36万2000円~、SR550が43万6000円~、SR570が43万6000円~、SR590が45万3000円~、SR630が39万2000円~、SR650が46万6000円~、SR850が198万円~、SR950が258万円~。

タワーサーバのST550が47万6000円~、ブレードサーバのSN550が48万5000円~、SN850が196万円~、高密度サーバのSD530が32万7000円~、SD650が2880万円~(1エンクロージャー 12ノードの参考構成価格)、Lenovo ThinkAgile製品のThinkAgile HXシリーズが146万7000円~、ThinkAgile VXシリーズが161万4000円~。