日立ソリューションズは5月28日、1,200社以上の導入実績を有する製品をクラウド上で利用できる「リシテア/就業管理 クラウドサービス」を、6月3日より販売開始することを発表した。
同サービスでは、雇用形態や勤務形態を管理できマルチデバイスに対応する「リシテア/就業管理」の機能をクラウドサービスとして提供し、法改正にも対応する。
パラメータを設定するだけで、カスタマイズ開発をすることなく、さまざまな就業規則に適用することが可能だという。
スタンダードプランとプレミアムプランの2つのプランが用意され、スタンダードプランでは、勤務形態や休暇の種類など、約200個のパラメータを調整できるテンプレートが提供される。サービスを導入するために必要な情報をヒアリングシートに記入すると、同社エンジニアがテンプレートに合わせて設定し、短期間でスムーズな導入を可能にする。
一方のプレミアムプランでは、テンプレートでは変更できないユーザー専用のパラメータを設定することが可能だという。個別の課題や既存システム、サービスからの移行などにおいても、日立ソリューションズの技術者がサポートし、約4,000個のパラメータの組み合わせを最適化し、ユーザーの要望に合わせて動作を変更できるということだ。
なお、同サービスは日立ソリューションズが整備しているセキュアなインフラ基盤上に構築しており、データベースに蓄積されるデータも日本国内でのみ保有、運用する仕組みとなっている。機微な情報を扱う勤務管理のパブリッククラウドの環境として、安心して利用できるとしている。
参考価格は、スタンダードプランが月額200円/人~ 、プレミアムプランが月額 400円/人~(人数や条件により、価格は異なる。また、初期導入費が別途必要)。