ロボット開発ベンチャー・Rapyuta Robotics(ラピュタ・ロボティクス)と日本マイクロソフトは5月27日、Rapyuta Roboticsが提供するクラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の推進において連携することを発表した。
両社は、「rapyuta.io」とマイクロソフトのエンタープライズクラウド市場における知見やエコシスステムを組み合わせ、物流、製造、流通など幅広い業種での「rapyuta.io」利用拡大を図る。
これにより導入企業は、物流拠点における作業の自動化、効率化による労働環境の改善や、省人化による労働力不足の解消とサービス品質の向上が期待できるとしている。
「技術協力」、「ソリューション開発」、「海外市場への展開」という3つの分野において連携し、技術協力の分野では、「rapyuta.io」プラットフォームの機能拡大や利便性の向上に向け、クラウドインフラストラクチャーおよびAIのノウハウなどの技術支援を行う。一方のRapyuta Roboticsは、クラウドロボティクス関連技術を提供し、最先端のロボティクスサービスの構築を目指すという。
また、ソリューション開発の分野では、「rapyuta.io」や「rapyuta.io」をベースに開発された倉庫ロボットやロボットアームソリューションなどのアプリケーションを対象に、Azureの各種サービスをパッケージ化したソリューションを開発する。今後はパートナー企業と連携してエンタープライズ市場での利用拡大を図り、ビジネス推進にあたっては日本ユニシスのIoTビジネスプラットフォームとも連携していく予定だとしている。
さらに海外市場への展開として、日本マイクロソフトは海外のソフトウェアおよびハードウェアデベロッパー、ロボットインテグレーターやエンドユーザーとのビジネスマッチングとプロモーションを行い、マーケットネットワークの形成を支援するということだ。