Microsoftは「Windows 10 May 2019 Update」において新元号「令和」へ対応した。Windows 10の設定を西暦から和暦に変更すると、表記が西暦から「令和1年」といった表記に変わる。また、フォントとして文字記号「令和(Unicode U+32FF)」も追加された。APIとしての対応も行われており、APIを使用するアプリケーションにおいても同様に令和が利用されるようになると見られる。

  • カレンダーアプリケーションにおける令和の表示

    カレンダーアプリケーションにおける令和の表示

  • 日付における令和の表示

    日付における令和の表示

  • 文字コード表でUnicode U+32FFに文字記号としての「令和」が追加されていることを確認

    文字コード表でUnicode U+32FFに文字記号としての「令和」が追加されていることを確認

  • ㍻、㍼、㍽、㍾、といった元号の文字記号はすでに登録されている

    ㍻、㍼、㍽、㍾、といった元号の文字記号はすでに登録されている

「令和」に対応するための更新プログラムについては「Windows 用の日本の新元号対応更新プログラムについて - KB4469068|Windowsのサポート|Microsoft」などに説明がまとまっている。累積パッチを適用せずに個別にパッチを適用する場合は、前述したページの説明などを参考にする必要がある。

macOS Mojaveも最近のアップデートで和暦「令和」への対応を行った。これでデスクトップ向けのオペレーティングシステムとしてシェアが大きなWindowsとmacOSの双方が「令和」に対応したことになる。