It's F.O.S.S.は5月21日(米国時間)、「How to Disable IPv6 on Ubuntu Linux」において、UbuntuにおいてIPv6を無効にする方法を紹介した。あわせて、機能を戻したくなった場合に備えてIPv6の機能を有効にする方法も紹介している。ただし、Ubuntuでが起こっていることを理解しているアドバンスドユーザーであることが前提の内容とのこと。

紹介されている方法は次のとおり。

IPv6が機能しているかどうかを確認する方法

ip a

IPv6を無効にする方法

sudo sysctl -w net.ipv6.conf.all.disable_ipv6=1
sudo sysctl -w net.ipv6.conf.default.disable_ipv6=1
sudo sysctl -w net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6=1

IPv6を有効にする方法

sudo sysctl -w net.ipv6.conf.all.disable_ipv6=0
sudo sysctl -w net.ipv6.conf.default.disable_ipv6=0
sudo sysctl -w net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6=0
  • ip aでIPv6機能が有効になっているところを確認した例

    ip aでIPv6機能が有効になっているところを確認した例

上記の方法はシステムを再起動すると元に戻ってしまうため、永続的に設定を利用したい場合は、次の設定を/etc/sysctl.confファイルに追加する必要がある。

IPv6を無効にする設定 - /etc/sysctl.confに追加

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6=1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6=1
net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6=1

IPv6を有効にする設定 - /etc/sysctl.confに追加

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6=0
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6=0
net.ipv6.conf.lo.disable_ipv6=0

設定を有効にするには、システムを再起動するか、次のようにsysctlコマンドを実行すればよい。

sudo sysctl -p

記事ではこの方法以外にも、起動時にカーネルにパラメータを渡すことでIPv6を無効化する方法を紹介している。