西松建設は、LPWAとIoT技術を活用した傾斜監視クラウドシステムを農業分野に応用し、環境監視クラウドシステムの量産機を生産し、新たな環境監視サービスを6月より開始すると発表した。
このサービスによって、電源が確保できない場所、Wi-FiやBluetoothが届かない場所においても、温度・日射量などの計測が可能となる。
省電力広域無線通信LPWAのSigfox(シグフォックス)を採用することで、自営で通信網を整備する必要がなく、通信BOX及び センサは防水仕様となっている。給電は乾電池のみのため、配線が不要で、1年程度電池交換が必要ないという。
計測データは、クラウドで処理され、あらかじめ設定された計測値を超えた場合には、メールで通知する。
今後同社は、本サービスの改良を重ね、作業従事者の勘や経験を「見える化」し、手軽に開始できる環境計測監視サービスの充実を図るとしている。