The Korean Heraldは5月17日(韓国時間)、「S. Korean government to switch to Linux: ministry」において、韓国の中央行政機関である行政安全部から政府のコンピュータのオペレーティングシステムをWindowsからLinuxに変更するという発表が行われたと伝えた。
行政安全部はLinuxの試運転を実施するとしており、この試験でセキュリティ上の問題が発生しなかったら、政府内で広くLinuxを導入するという。
記事では、行政安全部の発表の背景には、サポートが終了するWindowsオペレーティングシステムの存在があると指摘している。Windows 7の無償サポートは2020年1月に終了が予定されており、Windowsのメンテナンスコストが懸念される中で、政府はLinuxへの移行を計画したようだ。Linuxへの移行に関連したコンピュータの購入と移行作業には780億ウォンの予算が見積もられている。
行政安全部のデジタルサービス局チーフを務めるChoi Jang-hyuk氏は、オープンソースのオペレーティングシステムを導入することでコスト削減が期待できるうえ、単一のオペレーティングシステムへの依存を避けることができて望ましいと説明している。