本田技術研究所は5月20日、情報通信研究機構の脳・人工知能(AI)研究に関する代表的な研究機関である脳情報通信融合研究センター(CiNet:シーネット)と、脳科学を用いたモビリティー・ロボティクス領域におけるヒト研究を開始したと発表した。
Hondaは、2019年4月に移動と暮らしにおける価値の革新的進化と創造を担うことを目的に、先進技術研究所を本田技術研究所内に新設。今回、同研究所が中心となり、ヒトとモビリティー・ロボティクスのかかわり方について、CiNetと共同研究を進める。
具体的には、ドライバーとクルマが一体化したような運転操作感や、最適なヒューマン・マシン・インタフェースなどを、脳科学を用いて解明し、安全・安心で快適なモビリティー・ロボティクス技術開発の基準作りを目指す考えだ。