NTTテクノクロスは5月20日、企業などが独自のシステムで保有する個人情報を、匿名加工情報に加工して利活用できるようにする「匿名加工情報作成ソフトウェア」の新バージョンを、5月27日から販売すると発表した。価格は、5ユーザーあたりの年間サブスクリプションライセンスで60万円(税別)から。

  • 匿名加工情報作成ソフトウェアの利用イメージ

    匿名加工情報作成ソフトウェアの利用イメージ

同製品は、個人情報から匿名加工情報への加工を支援するソフトウェア。データの特性や利用目的に応じて最適な加工方法の選択と加工結果を評価する環境を提供するもので、2018年7月に発売された。

今回の新バージョンでは、履歴データを有効に利活用するために、新たに日付の順序や期間など必要とするデータの価値を残したまま、日付をランダム化する加工技法が追加された。

また、加工したい個人情報の取り込み方法として、CSVファイルだけではなくデータベースにも対応する「データベース連携機能」と、さらにルール化した加工方法に従って自動的に匿名加工情報へと加工する「自動実行機能」が実装されている。

さらに、同ソフトウェアの自動実行機能により、ユーザーによる操作を必要とせず匿名加工情報への加工が可能。ユーザーの負担を最小限に抑える形で、継続した加工の定期実行を可能にしている。

なお、5ユーザーあたりの年間サブスクリプションライセンスの価格(税別)は、スタンダード版が60万円~(5月27日発売)、エンタープライズ版が180万円〜(8月中旬発売)。