JTBは、ポケット・クエリーズの協力を得てMixed Realityを活用し、訪日外国人旅行者を北海道むかわ町へ誘導する実証実験を実施すると発表した。Mixed Realityを活用した訪日外国人旅行者誘致の取り組みは、国内初となる。
Mixed Reality(複合現実)とは、3Dグラフィックなどで作られた映像や画像(ホログラム)を、現実世界に重ね合わせて表示することで、目の前に実物があるかのように見たり、動かしたりできる技術。ホログラムを拡大・縮小・回転・移動など操作できるため、模型を実物大で複数人の前に表示して議論を深めたり、手順を確認しながら作業することが可能。製造・建築・教育・医療などさまざまな業種において、活用が期待されている技術だ。
今回の実証実験では、新千歳空港のエリアスペースに設けられたコーナーへ訪れた旅行者が、Mixed Realityを実現するヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」を通じて、むかわ町で発見されたむかわ竜(むかわ町穂別産)の実物大を3Dアニメーションで体験することができる。
なお、同コンテンツは、むかわ町の協力を得て作成され、Mixed Reality Partnerプログラムに認定されたポケット・クエリーズの協力のもと開発されたものとなる。
実証実験は、5月25日~5月31日まで新千歳空港で実施予定だ。