シュナイダーエレクトリックは5月16日、UPS(無停電電源装置)電源管理ソフトウェア「APC PowerChute Network Shutdown」(エーピーシー パワーシュート ネットワーク シャットダウン)の最新版である「APC PowerChute Network Shutdown v4.3」がNutanixシステム互換の「Nutanix Ready AHV」を取得したと発表した。
PowerChuteは、UPSと組み合わせて使用するAPCブランドの電源管理ソフトウェア。PowerChute Network Shutdownは、ネットワーク環境を持つユーザーに対応したUPS・サーバ管理ソフトウェアで、停電などによる電源異常を感知した際に、物理サーバと仮想マシンにネットワークベースで安全なシャットダウンが可能だという。
最新版では、ハイパーコンバージドソリューションへの対応を強化し、VMWare vSANだけでなく、NutanixもWebブラウザ上の簡単な設定によりシャットダウン制御が可能となり、ユーザー側でのスクリプトによるプログラム構築が不要になったほか、Microsoft Windows Serve の記憶域スペースダイレクトなど、主要なハイパーコンバージドソリューションへの対応も拡張している。
主な新機能は、VMware ESXiに加え、Nutanixが提供するハイパーバイザーAHVに対応したことに加え、Nutanix管理ツール「Prism」と連携し、GUIによる設定で電源障害時の自動シャットダウンと自動起動に対応。
また、CVM(コントローラVM)およびAFS(Acropolis File Services)のシャットダウン、最新の「AOS 5.10」に対応している。