Siemens Digital Industries SoftwareとSASはこのほど、SASおよびオープンソースのストリーミング・アナリティクスをシーメンスのクラウドベースのIoTプラットフォーム「MindSphere」に組み込んで、エッジ・コンピューティングとクラウドに対応したIoTソリューションの開発を支援するパートナーシップを締結したと発表した。

ユーザーは、MindSphereに組み込まれたSASのアナリティクスを利用し、IoT環境に機械学習(ML)と人工知能(AI)の技術をいち早く採り入れることができるようになる。

両社は今回のパートナーシップを通し、AIの直感的な活用とその可能性を最大限に引き出すことでエンド・ツー・エンドのソリューション・フレームワークを推進していき、SASのソリューションと MindSphereを利用しているユーザーは、既にSASで開発しているモデルをMindSphereにネイティブに展開でき、また、新規のユーザーは強力なアナリティクス機能を利用できるようになる。

両社は、エッジでのIoTデバイスに対応する準リアルタイムの組み込みAIを実現するストリーミング・アナリティクスから提供を始め、今年後半にはソリューションの一般提供ができるよう計画している。