図研プリサイトは5月13日、同社が提供するナレッジ活用ソリューション「Knowledge Explorer」の最新バージョンを、同20日から販売開始すると発表した。

Knowledge Explorerの最新バージョンは、これまで提供していた参考資料(ナレッジ)検索の手がかりとなる重要語(キーワード)提示機能に加え、AIが自動でナレッジを検索し、定期的にユーザーに知らせる「ナレッジPUSH通知」機能が搭載される。

これにより、AIが検索した情報から目的の情報を獲得すること、ならびに自身では知り得なかった情報に気付くことができるようになるという。

具体的には、仕様書や提案書、レポートなどの文書を作成中、社内で管理されている文書群の中からピックアップした参考文書(ナレッジ)を、プッシュ通知でユーザーに知らせる。

  • 「ナレッジPUSH通知」のイメージ

    「ナレッジPUSH通知」のイメージ

ナレッジのピックアップは、製品に搭載されているAIが作成中のドキュメントを分析して自動で行うため、検討している内容に関係ないナレッジが通知されることは、キーワードによる単純な検索に比べて少なくなるという。

また、通知タイミングはユーザーごとに指定でき、通知頻度を調整すれば作業の邪魔になることなく、適切なタイミングでナレッジを受け取ることを可能としている。

そのほか、最新バージョンでは通知されたナレッジを様々な視点で分析できるツールとして「ナレッジ分析ツール」を実装。

  • 「ナレッジ分析ツール」のイメージ

    「ナレッジ分析ツール」のイメージ

ナレッジに含まれる重要語の一覧表示機能をはじめ、それらが文書内のどのあたりに多く使われているか(文書内のどのページが重要か)をグラフで確認できる重要語の分布機能、重要語同士のつながりを可視化して新たな気付きへと導く共起ネットワーク機能、指定した行数で文書の要約文が作成できる要約文生成機能を搭載している。

同ツールにより、通知されるナレッジすべてに目を通さなくても、分析結果に目を通すだけで参考となる情報を効率的に獲得することができるほか、分析機能は作成中のドキュメントにも適用できるため、自分が書いた文章の趣旨や構成を確認するツールとしても利用を可能としている。