PostgreSQLグローバルデベロップメントグループは5月9日(米国時間)、「PostgreSQL: PostgreSQL 11.3, 10.8, 9.6.13, 9.5.17, and 9.4.22 Released!」において、サポートしているすべてのブランチから最新バージョンを公開したと伝えた。
公開されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- PostgreSQL 11.3
- PostgreSQL 10.8
- PostgreSQL 9.6.13
- PostgreSQL 9.5.7
- PostgreSQL 9.4.22
今回のリリースは脆弱性の修正を主な目的としており、4つの脆弱性が修正されている。また、前回のリリースから今回のリリースまでの間に行われたバグ修正や細かい改善なども含まれている。
今回のリリースは累積アップデートの1+つであるため、アップデートするにあたってバックアップなどをとる必要性はないとされており、PostgreSQLを停止してバイナリを入れ替えるだけでアップデートは完了するとされている。ただし、アップデートバージョンが飛ぶ場合にはそれに対応した操作が必要とされている。
PostgreSQL 9.4系は2020年2月13日でサポートの終了が予定されていることから、該当するブランチを採用している場合にはサポート終了までに移行計画を立案し、サポートの提供されているバージョンへ移行することが望まれる。