リコーは5月10日、クラウドプラットフォーム「RICOH Smart Integration」のアプリケーションとして、同社のインタラクティブ ホワイトボード(電子黒板)(以下 RICOH IWB)とMicrosoft Office 365のシームレスな連携を実現する「RICOH Interactive Whiteboard Add-on Service for Office 365」を、5月17日より販売開始することを発表した。

  • ICカード連携(サーバーレス個人認証)(出典:リコーWebサイト)

    ICカード連携(サーバーレス個人認証)(出典:リコーWebサイト)

今回発売される「RICOH Interactive Whiteboard Add-on Service for Office 365」では、RICOH IWBを利用する際に、社員証などのIDカードで利用者を認証することで、利用者に紐づくOffice 365のパーソナルアカウントにSingle Sign Onすることを可能にするという。

これにより、会議室にパソコンを持ち込まなくても、IDカードをかざすだけでRICOH IWBからOneDriveに保存されている文書を開いたり、Outlookに登録されたスケジュールや会議参加者の出欠を確認したり、Microsoft Teamsを活用した遠隔会議を行うことができるという。

また、チームで共有しているSharePointのファイルを読み込むことも可能。さらに、RICOH IWBの画面に表示した資料に手書きで情報を書き込んだ議論の過程や結論を、自分のOneDriveに保存し外出先でも確認できるほか、その場から参加者にメールしたり、SharePoint に保存してチームメンバーと共有したりすることが可能になるという。これにより、会議の事前準備や結果の共有といった会議に関わる付帯業務を削減でき、会議運営をより一層効率化するとしている。

「RICOH Interactive Whiteboard Add-on Service for Office 365」の価格は、月額契約が税別8,000円/デバイス、年額契約が税別9万6,000円/デバイスとなっている(Office 365の契約は含まれない)。なお、新規契約/追加契約の場合は、1契約につき別途、契約登録料として5,000円が必要となる。