米Nutanixは5月8日(現地時間)、Nutanix Enterprise Cloud Platform上でセカンダリストレージの運用を実現する最新のオープンソリューション「Nutanix Mine」を発表した。新ソリューションはプライベートクラウド環境におけるプライマリストレージとセカンダリストレージの運用を可能にするプラットフォームとなり、Veeam、HYCU、Commvault、Veritas、Unitrendsとのネイティブ統合により、単一の管理コンソールを通じてHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)環境とバックアップの運用を可能とし、単体のバックアップおよびリカバリソリューションの運用コストや複雑性を軽減することができるという。
また、導入環境の合理化に加え、継続的な管理、スケーリング、トラブルシューティングなど、データのバックアップ運用のライフサイクル全体をシンプルにしつつ、顧客企業の特定のインフラ環境に適したバックアップサービスを選択・活用したいという要望に応えるとしている。
さらに、顧客企業のセカンダリストレージの運用とNutanix Enterprise Cloud Platformを統合させることで、業務アプリケーション向けにインテリジェントなデータのバックアップサービスを実現し、階層化機能とデータ整理機能を備える。
同社のネイティブHCIデータファブリックとNutanix Mineを統合させることで、自社のNutanix HCI環境に最適化できるとともに、組織にとってベストなデータバックアップ・ソフトウェアを選択できるようになり、単体のセカンダリストレージソリューションの構成に関わる時間とコストを削減できるという。
加えて、NutanixのHCIデータファブリックやPrism管理コンソールとの統合により、業務データのバックアップおよびリカバリを個別システムで行うことの複雑性を軽減し、セカンダリストレージをプライマリデータストレージのように管理を可能としている。
初期のサイジングと調達、インストールの合理化、ソリューション全体のプロビジョニングなど、データバックアップ運用のライフサイクル全体のシンプル化を実現。ビジネスの成長に応じて、プライマリおよびセカンダリストレージ双方のスケールアウトをができるという。
VeeamおよびHYCU対応版は2019年下半期を予定し、Commvault、Veritas、ならびにUnitrends対応版は今後のリリースで提供を予定している。