Mozillaは5月7日(米国時間)、「WeTransfer File Transfer Now Available in Thunderbird|The Mozilla Thunderbird Blog」において、添付ファイルの送信にWeTransferのファイル共有サービスが利用できるようになったと伝えた。この機能により、通常は送信することができないサイズの添付ファイルを自動的にファイルリンクに変換して送付することが可能になる。

  • 1.4GBの添付ファイルが指定されたメールコンポーザのサンプル - 資料: Mozilla提供

    1.4GBの添付ファイルが指定されたメールコンポーザのサンプル - 資料: Mozilla

今後、Thunderbirdで通常は送付できないサイズの添付ファイルを指定した場合、ファイルを直接送信する代わりにファイルリンクを使うよう提案してくる。ファイルリンクを選択した場合、対象としてWeTransferを選択できるため、これを選択すればよい。WeTransferを利用するにあたって、アカウントを使ったログインなどは不要であり、最大2GBのファイルを送付することができる。

なお、この処理はあらかじめ設定しておくことも可能。具体的には、指定したサイズ以上のファイルが添付された場合、自動的にWeTransferの共有ファイルサービスが使われるようにすることができる。

Mozillaはファイルの共有についてはFirefox Sendと呼ばれるサービスを既に提供している。このサービスでは、ログインしない場合は最大1GBまでのファイルを転送することが可能。

サイズの大きなファイルの転送は失敗することが多く、通常はファイル転送サービスを利用するなど一手間かけることが多い。Thunderbirdを使えば、ファイルを添付するだけで自動的にファイルリンク処理が行われるため、こうした手間をかける必要がなくなる。