Googleは現地時間7日、同社のモバイルアプリ開発フレームワーク「Flutter」をマルチプラットフォームへと拡張する「Flutter for web」テクニカルプレビュー版をGitHubで公開。公式ブログで紹介している。
昨年12月に1.0のリリースへと至ったAndroid/iOSアプリ開発ツールキットFlutter。これをHTMLやCSS、JavaScriptなどの汎用的なWeb技術に置き換える"Flutter for web"は、技術者や開発者向けのテクニカルプレビュー版に位置するが、Google Smart Displayなど同社プロダクツからChrome OSでのデスクトップアプリまで広くカバーすることが掲載されている。Google主導で開発されているプログラミング言語Dartを用いたフレームワークをWebサーバーに設置、プレーンなJavaScriptを書き出しローカルサイドとなるブラウザのCanvasやDOMを制御。プラグインなどを使わずにブラウザ上で動作させるWeb標準の技術を使ってマルチプラットフォームを進める構えだ。
GoogleのFlutter Teamは、 Google I/Oで紹介された同一コードでAndroid、iOS、web、Mac/Chrome OSで実行できるパズルゲームのサンプルを紹介。紙面での息抜きには欠かせないクロスワードパズルの掲載を続けるThe New York Timesと協力。日本の宮本哲也さんの四則演算を使ったパズル「KENKEN」が軽快に動作している。