Red Hatは2019年5月7日(米国時間)、「Red Hat Opens the Linux Experience to Every Enterprise, Every Cloud, and Every Workload with Red Hat Enterprise Linux 8 - Red Hat Customer Portal」において、Red Hat Enterprise Linuxの最新版となる「Red Hat Enterprise Linux 8」の公開を伝えた。Red Hat Enterprise Linux 8に関する情報やダウンロードに関しては次のページに情報がまとまっている。

  • 資料: Red Hat提供

    資料: Red Hat

Red Hat Enterprise Linux 8の主な注目点は次のとおり。

  • Linuxカーネル4.18およびFedora 28をベースに採用
  • DNF技術をベースとしたYUMパッケージ管理システムを使用
  • LUKS (LUKS1)フォーマットはLUKS version 2 (LUKS2)フォーマットへ置き換え
  • デフォルトのネットワークパケットフィルタリング機能をiptablesからnftablesフレームワークへ変更
  • firewalldデーモンがデフォルトで利用するバックエンドをnftablesへ変更
  • RHEL 8 Webコンソール(Cockpit)経由で仮想マシンの作成が可能
  • GCC version 8.2を採用
  • glib version 2.28を採用
  • 機能拡張されたBerkeley Packet Filtering機能を導入(テクノロジープレビュー版)
  • GNOME Shell 2.18を採用
  • GNOMEセッションおよびGNOME Display ManagerでWaylandをデフォルト採用

サードパーティ製ソフトウェアがアップデートされているほか、いくつかのデフォルト機能が従来のものから別の実装に変わっているため注意が必要。