Microsoftは5月6日(米国時間)、「The future of Microsoft Edge」において、現在開発中のMicrosoft EdgeにInternet Explorer互換モードを搭載すると発表した。これにより、Microsoft Edgeを利用したまま、Internet Explorerが要求されるページに動作に対応することが可能になるとされる。
Internet Explorer向けに開発されたWebページを利用している企業ユーザーは依然としてかなりの数存在しており、そうしたユーザーはMicrosoft EdgeとInternet Explorerの双方を使う必要がある状況になっている。
今回Microsoftから発表されたInternet Explorer互換モードは、こうしたユーザーに対し、Microsoft Edgeのみで対応できるようにする機能を提供するもの。最新のWebブラウジングも既存のInternet Explorer向けページのいずれもMicrosoft Edgeで対応可能になる見通し。
Microsoftは現在、Microsoft Edgeの大幅な開発を進めているが、Google Chromeで採用されている技術を大幅に取り込むなど、内部の変更に取り組んでいる。MicrosoftはWindows 10からデフォルトのWebブラウザをInternet ExplorerからMicrosoft Edgeへ変更したが、Microsoftの意向とは異なり、ユーザーはMicrosoft Edge以外のブラウザを選択する傾向を見せている。MicrosoftはMicrosoft Edgeの魅力を高めることで、こうしたユーザーをMicrosoft Edgeへ引き込みたい狙いがあると見られる。