Synopsys(シノプシス)とArmは、Armベース・プロセッサの短期間でのインプリメントと消費電力/性能/面積(PPA)の改善を実現することを目的としたSynopsysの完全統合型RTL to GDSIIインプリメンテーション・システム「Fusion Compiler」をサポートする「QuickStart Implementation Kits(QIKs)」の提供に関する協業を拡張したことを発表した。
この協業は、Armの最新プロセッサであるCortex-A76ならびにNeoverse N1の早期適用企業各社によるSoCテープアウトを成功させた両社のコラボレーションをベースに実施されるもので、単にフロントエンドならびにバックエンド・ツールを組み合わせた従来型の手法と比べて、タイミングを最大20%改善、トータル消費電力を10~15%削減、面積を最大5%削減できるようになるという。