NTTドコモは4月26日、5G時代に向けて空間コンピューティングを利用したMR(複合現実)領域の取り組みを強化するため、米Magic Leapと資本・業務提携について合意したと発表した。なお、ドコモはMagic Leapに対し、2億8000万ドルを出資する。

  • MRヘッドセットの「Magic Leap One」

    MRヘッドセットの「Magic Leap One」

業務提携の概要としては、Magic Leapが今後日本国内向けに提供を予定している空間コンピューティングを利用したMRコンテンツの配信プラットフォームにおけるdアカウント連携などの日本版対応を共同で推進するほか、ドコモが空間コンピューティングデバイスの販売権を取得。

また、ドコモが提供するサービスの空間コンピューティングを利用したMR対応や、ドコモの5Gパートナーなどとの連携により、日本市場におけるMRコンテンツの開発および普及を共同で促進する。

ドコモは空間コンピューティング技術を有するMagic Leapとの提携を通じ、5Gの持つ高速・大容量・低遅延などの特徴や、dアカウントをはじめとしたドコモのアセットとの連携を行うことで、日本国内における空間コンピューティングを利用したMRサービスの創出と市場の拡大を目指す考えだ。