ルネサス エレクトロニクスは4月23日、同社の32ビット静電容量タッチキーマイコン「RX130」を用いることで、センサを使わずに電極を付けるだけで物体や液体を検知できる「マテリアル検知ソリューション」を開発したことを発表した。
これにより、産業機器やOA機器、家電などに電極を付けるだけで、粉末や液体、紙など物体の有無を検知し、残量を測定することが容易にできるようになると同社では説明している。
同ソリューションでは、RX130を用いて検知機能を実現するための設計資料(電極とのインタフェース回路図、サンプルプログラム、ハードウェア構成に関するガイドライン)を用意。静電容量式タッチセンサシステム用の開発支援GUIツールの活用により初期設定や感度調整も簡単に行えるため、検知機能の機器への組み込みも早期に実現できるようになるという。
なお、同ソリューションはすでに同社Webサイトからハードウェア関連情報やソフトウェア関連情報などの一連の必要な情報を無償でダウンロードすることが可能となっている(場合にとってはユーザー登録が必要)。